回想が終わると、勇者一向はサマンオサの城下町
に着きますが、何か様子がおかしい…。

どうしたのか村人に聞くと、王様の無理難題に苦しんでいて
「この前も王様の悪口を言ったものが首を…」との事だった。

「ひどい…」と絶句する勇者達、そしてもう少し村人に話を聞いて
調べてみようという事で、勇者たちはそれぞれ観客席に散らばり、
情報収集と称して観客とのやり取りが行われます。

そして、この観客とのやり取りは毎回違います。感覚的にですが、
埼玉、福岡あたりの前半の公演は子供を中心に、名古屋、大阪
横浜あたりの後半の公演は大人を中心に選んでいる様に見え
ました。

良くあったパターンとしては、
 ◆ピアスを付けている女性客を見つけて
 アリーナ:
  あそこにキラーピアスを装備している人がいるわ!

 ◆メガネを付けている客を見つけて
 テリー:
  インテリメガネを装備している人がいるぞ!

 ◆年配の男性客を見つけて
 アリーナ:
  その髪型はブライじゃない?どうしてこんなとこにいるの?

でしょうか。前半の公演は上記のお決まりパターンばかりだった
んですが、後半の公演になってくると、演者のアドリブがどんどん
秀逸になってきて、笑ってしまうものがたくさんありました(*^_^*)

 ★頭を剃っている男性客を見つけて
 アリーナ:
  あっミスターハンがいるわ!

  (かかなり失礼ですよね(^_^;) でも会場は大爆笑でした)

 ★客を指定せずに…
 演者:
  「元気な男の子を見つけました!何歳ですか?」
 観客:
  「42歳です。」

  マイクを向けた先がおじさんだったんですよ(^_^;)
  (会場は爆笑でした)

 ★スライムの帽子を被った客から情報を得て
 パノン:
  スライムが教えてくれた~
 テリー:
  仲間にしてやってもいいぞ!

 テリーは、ドラゴンクエストモンスターズという、モンスターを仲間
 にしながら冒険するゲームの主人公にもなっていて、それと
 掛けているんですね~。

 テリーに扮する風間俊介さんのこの絶妙な切り返しができる
 アドリブ力というか、頭の回転力はすごいです。
 考える間をとる事なく、瞬時に切り返してましたからねぇ。

挙げるとキリがないので、この辺にしときましょうか。
そうやって魔物がへんげのつえで王様に化けているかもしれない
情報を得ると、同じ様に観客とのセッションで「ラーの鏡」で正体
を暴ける事を知り、パノンが「ラーの鏡」がどこにあるのかを
観客に言わせようとします(^_^;)

パノン:
あっ、銅の靴を落とされた方がいますね。銅のくつ、銅のくつ
どう…くつ…?はい、察しの良い方は「せいの」で叫んで下さい!

観客:洞窟!

パノン:
ではその洞窟の方角は?
みんな見えてますか?みんなみえてる、みんなみえてる
みん…な…み?はい、察しの良い方は「せいの」で叫んで下さい!

観客:南!

といったやり取りが続きます。声が小さいと「さっきの”洞窟”の
時の元気はどうしたの!」と怒られて、もう一度叫ばされます。
さすが、観客参加型ショー。面白いです(*^_^*)

そうやって、サマンオサ南の洞窟に行き、モンスターと戦いながら
奥へ奥へと進みます。
途中、ヤンガスとパノンが勝手に宝箱を開けてそれが全部
ミミックだったので、テリーをキレされていましたね(^_^;)

テリーが「余計な事をするな!一列だ!列を乱すな!」と怒った後、
ドラクエ特有の直角曲りをしたりなど、本当に芸が細かい(^_^)/

ドラクエ特有の直角曲りとは、先頭の人が直角に曲がると、後ろ
の人もショートカットせずに、律儀に前の人の後に続いて直角に
曲がるアレですよ。

ただ、この直角曲りは見えにくかったのが残念で、気づかなかっ
た人も多かったと思います。
見えてる人はくすくす笑ってましたけどね(*^_^*)

さらに、列を乱すなと言われながらも、ジョークを言いながら、
列から離れ勝手な行動をとるパノン。ジョークに対するリアクション
があまりに少ないので、観客の一人に狙いをつけジョークを言うも
不発。少しムッとして、「もう少しリアクションしてもらってもいい
ですか!」と怒り気味に迫ったその瞬間でした。

プロジェクションマッピングで、スクリ-ン上にドラクエの
あの名言がでかでか表示されたではありませんか!!!

その名言とは…
「へんじがない ただのしかばねのようだ」

観客は大爆笑でした。細かいところまで、ドラクエの要素を全部
盛り込もうという製作者側の意図というか熱意が感じられます。
本当にありがたいです。楽しくて仕方がありません。

そうやって苦労してラーの鏡を手に入れた後、悪ノリ大好きなパノン
は「本物かどうか確かめよう」と言って、ラーの鏡を観客に向けます。
ラーの鏡にカメラが仕込まれていて、プロジェクションマッピングで
スクリーンに観客の顔が映るんですよね。
映りたくて積極的な人と映りたくなくて消極的な人の両極端だった
のが印象的でした。
live_0053


また、ラーの鏡を子供の客に向けた時、パノンがとても
いい事を言います。

ホイミでお父さんお母さんを癒したいですって!偉いね。でももっと
いい方法があるよ。帰ったら「お父さん、お母さんいつもありがとう」
と言ってあげて下さい。きっと癒される事でしょう。

30歳を過ぎたからこそわかる、いい言葉です。

また、最後はラーの鏡を向けると、スクリ-ンにモンスターが
映るという落ちがあり、横浜公演での落とし方が最高でした。
アリーナがアリーナのコスプレをしている女性客2人を見つけ、
「私が2人いるわ!」といってラーの鏡を向けるんです。
スクリーン上にモンスターが表示されて、やっぱり偽物だったのね
と続けて笑いを取ります。
そりゃそうだろ、本物が自分なら残りは偽物しかないんだし、
向ける必要ないじゃないか(笑い)

こっから一気に端折りますが、こうやって本物とわかったラーの鏡で
王様の正体を暴き、勇者達は見事にサマンオサを救う事に成功します。

で、王様の正体は何だったのかって?
ゲームと同じなのであえて言いません。
全身緑色の超重量級モンスターのアイツですよ(^_^)/

そして、闘技場へ